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2025.12.11
コラム
【新卒通年採用 職員インタビュー】「自分に合う看護の形を見つけたかった。」急性期でつまずいた私が、慢性期で自信を取り戻すまで。

新卒で入職したのは横浜にある病院。急性期の役割を担う病院で、スピード感と技術が求められる環境でした。新人として一生懸命に学びながら働いていましたが、日々の業務は目まぐるしく、自分のペースで吸収することが難しい場面も多くありました。働くうちに「もう少し落ち着いた環境で患者さんに向き合いたい」という気持ちが芽生えていきました。
忙しさの中で心身の余裕がなくなり、「このまま続けるより、一度立ち止まるべきではないか」と思うようになりました。短期間で退職を判断するのは勇気が要りましたが、「ここで無理をして看護そのものが嫌いになるのは違う」という思いが背中を押しました。
転職活動では、エージェントから保育園や老人ホーム、訪問看護など、さまざまな選択肢を提案されました。どれも魅力的ではありましたが、自分が求める働き方とは少し違うと感じる場面もありました。「患者さんの生活に寄り添いながら、ゆっくり関われる環境が合っているかもしれない」と気づき、慢性期病院を中心に探すようになりました。
そんな中で鶴川記念病院と出会いました。見学や説明を通して感じたのは、患者さんの経過を丁寧に追える安心感です。慢性期では、急性期のようなスピードよりも、患者さん本人やご家族と向き合いながら、回復や生活を支える関わりが求められます。「この環境なら、自分のペースで成長しながら、看護のやりがいを取り戻せるかもしれない」と感じました。
また、退院支援や治験に関わる機会があり、幅広い経験が積める点も魅力でした。車で20分という通勤のしやすさも、生活のリズムを整える上で大きな安心材料になりました。

実際に働き始めて驚いたのは、人間関係の温かさと、残業の少なさです。急性期で感じていた慌ただしさや緊張感とは違い、ゆったりとした空気が流れ、先輩もひとりひとりを丁寧にサポートしてくれます。研修の機会も多く、わからないことがあればすぐに相談できる環境があります。「新人の時にほしかった環境は、ここにあったのかもしれない」と思うほどです。
何より嬉しかったのは、短期離職の自分を肯定してくれたこと。
「ここなら可能性を広げられる」と言ってもらえたことは、今でも大きな支えになっています。実際、同じように急性期に合わず悩んだ経験を持つスタッフが、ここでイキイキと働いている姿を見ると、「看護の道はひとつじゃない」と実感します。
今では急性期に戻るイメージはなく、自分の特性に合った慢性期での働き方に深い満足感があります。患者さんや家族とじっくり向き合い、回復を見届ける喜びは、この環境だからこそ得られるものです。
「一度つまずいた経験が、実は自分に合う看護を見つけるきっかけだった。」
今ではそう思えます。焦らず、自分らしく働ける場所を選ぶことが、長く続けるうえで何より大切だと感じています。
-鶴川記念病院 看護師 Kさん

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