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2025.12.10
コラム
【新卒通年採用 職員インタビュー】「病院でPTとして働きたい。」その思いを諦めなかったからこそ出会えた場所。

理学療法士として働くことを目標に進学し、国家試験も2度目の挑戦で無事合格。ようやくスタート地点に立てたという思いが強く、まずは子どもと関われる小児領域への興味がありました。しかし、就職活動を始めたタイミングが遅く、小児の求人はほとんど残っていませんでした。「一年目を大切にしたい」という思いから、子どもに関われる放課後デイサービスに入職を決めました。
実際に働く中で感じたのは、「専門性を磨きたい」という気持ちでした。職場の雰囲気は良く、子どもたちとも楽しく関われましたが、実務として求められる内容は、理学療法というより“子どもの生活支援”が中心でした。「もっと医療の現場で、患者さんに寄り添いながらスキルを伸ばしていきたい」。その気持ちが強くなり、思い切って3か月で退職を決断しました。
転職活動は順風満帆ではありませんでした。クリニックの面接では緊張感のある雰囲気に戸惑い、病院を志望しても結果につながらない日が続きました。実家からも「戻っておいで」と言われ、不安で押しつぶされそうになったこともあります。それでも「PTとして働きたい」という思いだけは消えませんでした。
そんなときに出会ったのが京浜病院です。求人サイトで偶然見つけ、まずは施設見学に参加しました。そこで感じたのは、驚くほど柔らかな空気でした。看護師さんも受付の方も優しく、忙しさの中にもゆとりが感じられ、「この病院なら自分らしく働けるかもしれない」と直感しました。実習で感じていた病院独特の緊張感がなく、患者さんの生活に寄り添う回復期・生活期というフィールドにも魅力を感じました。
見学後すぐに「面接どうしますか?」と声をかけていただいたことも印象的でした。他の病院では後日連絡を待つことが多く、不安な時間が生まれやすい中、京浜病院のスピード感と優しさは安心に繋がりました。
そして、何より嬉しかったのは、短期離職であってもきちんと向き合ってくれたことです。「3か月しか働いていない自分を受け入れてくれるだろうか」という心配はありましたが、選考の中でしっかり話を聞いていただき、「ここから一緒に頑張っていきましょう」と言っていただけた瞬間、胸のつかえがほどけるようでした。
入職してからも、新卒と同じように先輩が寄り添ってサポートしてくれるため、学び直す機会が十分にあります。生活期は幅広い疾患を診るため、経験を積むほど視野が広がり、「もっと成長したい」という気持ちが自然と湧いてきます。給料よりも人間関係や雰囲気を重視してきた自分にとって、今の環境は理想に近いものです。
国家試験に落ちた経験も、短期離職をした経験も、「遠回りのように見えて、じつは自分の判断基準をつくってくれた大切な時間だった」と感じています。焦って就職するのではなく、自分が安心して働ける場所を選ぶこと。それが長く続けるためには何より大切だという気づきにもなりました。
「ちょっとでも気になるなら、一度動いてみる。」
それが京浜病院に出会えた理由であり、今の自分を支える大事な言葉です。
あのとき前に進んだからこそ、PTとしての未来がまた開けました。
-京浜病院 理学療法士 Hさん

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