患者様とそのご家族、
そして働くスタッフも幸せな環境づくり。
医療は正解のない仕事です。たとえば、検査して食べ物を飲み込む力がないと判断された患者様がいらっしゃったとき、医師やご家族様の多くは「危険だから食べないでほしい」と考えるでしょう。ですが、患者様本人や日頃その方に寄り添っている看護師は、「食べる喜びを味わうため、もう一度食べる練習をしたい」と考えるかもしれません。そんなとき、大事なのが患者様やご家族様との信頼関係です。治療方針にも患者様の幸せにも正解がない場合があるからこそ、共に納得できる答えを見つけていく必要があります。
患者様の幸せを大事にするためには、働くスタッフ自身も幸せであることが重要だと考えています。職場に不満を抱いている状態では、患者様のご対応に当たる際の向き合い方にも影響が出てしまう。だからこそ経営企画室という部署を作り、スタッフの満足度を高めるための改革に力を入れています。
今後は地域に根ざした病院として、在宅医療と救急対応の連携強化を進めたいと考えています。また、大橋病院で働いていることがスタッフのステータスになるような職場づくりを目指しています。
- 経歴
- 聖マリアンナ医科大学卒業。その後同大学大学院を経て、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院・東横病院の産婦人科医長等を務める。2012年に大橋病院病院長就任、2014年より理事長兼任。