想い

2025.06.09

大学病院から地域医療へ。-専門性を活かしながら、もっと深く患者と向き合える場所

私は元々長野県、山梨県の大学病院や総合病院で、泌尿器科を専門として腹腔鏡手術、ロボット支援手術などを含めたがん診療を主とした研鑽を積んできましたが、教授の退官を一つの転機とし、地元である神奈川県に戻る決断をしました。その際にご採用頂いたのが、新富士病院グループです。現在は、たま日吉台病院、青葉さわい病院、鶴川記念病院で泌尿器科の専門外来を担当しています。

大学医局時代と大きく異なるのは、「医師としての裁量の大きさ」と「地域との密な繋がり」です。新富士病院グループでは、自分の専門性を活かしつつ、診療体制そのものをスタッフの皆さんと一から作り上げていく自由度があります。また、患者さん一人ひとりの生活環境や価値観に寄り添った診療が求められ、医師としての総合力も養うことができます。

また、泌尿器科としての業務に加え、訪問診療業務にも携わっています。訪問診療では、主に泌尿器癌患者さんを担当させていただくことが多いですが、尿道カテーテルや膀胱瘻の管理といった泌尿器科的処置に留まらず、多疾患併存の高齢患者に対する包括的な視点が求められます。また、ご家族との関係性や在宅環境も含めて治療を考える必要があり、医療の現場感を肌で学べる貴重な経験となっています。今後は関連施設で産業医としての業務にも携わることになっており、更なるスキルアップが目指せることを期待しています。

また、グループ病院全体に共通しているのが、診療科の垣根を超えたフラットな雰囲気です。看護師さんやリハビリスタッフ、MSWなど他職種との連携がスムーズで、困ったときにはすぐ相談できる環境があります。チームで患者を支える体制が日常的に機能している点も、働く上での大きな安心材料です。働き方についても、非常に柔軟です。希望に応じてライフスタイルに合わせた働き方が実現できます。私自身も、外来や訪問診療をバランスよく行いながら、過度な負担なく日々の業務に取り組めています。

「もっと自由に専門性を活かしたい」「現場で本当に必要とされる医療に関わりたい」――そのように考えている方にとって新富士病院グループは新たな可能性を広げてくれる場所になるのではないかと思います。地域に根ざしながら、医師としての視野を広げることのできる環境で、是非一緒に働いてみませんか。

たま日吉台病院
鶴川記念病院
青葉さわい病院

Profile

医療法人社団 晃進会 たま日吉台病院

泌尿器科 稲毛 康太

経歴
2017年 信州大学医学部医学科卒業
2017/4 信州大学医学部付属病院 初期研修
2018/4 信州上田医療センター 初期研修
2019/4 長野市民病院 泌尿器科
2021/4 信州大学医学部付属病院 泌尿器科学教室
2022/4 山梨県立中央病院 泌尿器科
2024/4より たま日吉台病院 泌尿器科 入職

資格
日本泌尿器科学会認定専門医
癌治療認定医
泌尿器ロボット支援手術プロクター
臨床研修指導医
日本医師会認定産業医