想い

2025.08.14

転職理由と働き方

高齢者医療実践の必要性を痛感
 大学病院ではほぼ10年循環器医として勤務し、内科臓器別改変を契機に代謝内分泌糖尿病内科として日々診療にあたってきました。前者では虚血性心疾患を中心とした救急医療を研修し、後半は対象疾患の特徴として臓器横断的な診断と治療が必要で総合内科的な医療を実践してきました。

 大学20年の在籍でしたが、その半分は地方の中核病院やいわゆる老人病院への出向で色々な機能の病院勤務を経験させていただきました。後半は市立病院で糖尿病専門医として従事し夜間救急なども担当していましたが、受診者の7割強が70歳以上であり高齢者医療実践の必要性を痛感しました。業務も管理的な側面が多くなり臨床から離れ難く悩んでいたこともあり、思い切って定年前に新富士病院グループにお世話になることにしました。

医療キャリアを無駄にせず自由に生きたい人におすすめ
 病院での業務は患者さんの重症度や望まれる医療もまちまち、病歴も長く病態も複雑、しかも家族の介護力や環境因子まで考慮し治療しなければならないとなれば頭も手もフル回転で四苦八苦の毎日です。しかし今まで専門知識は確実に役に立っていますし、今まで経験しなかった難病疾患にふれ医療の幅も広がったと実感しています。転職したため今までの医療経験が無駄になった印象はありません。

 当直の申し送りがあり定時での退勤が可能で、休みの日もゆっくりでき生活にゆとりができました。今までの医療キャリアを無駄にせず日中は臨床のことだけ考え仕事をし、あとは自由に生きたい人におすすめですね。

活かせる専門性
制度・福利厚生
鶴川記念病院

Profile

医療法人社団 三医会 鶴川記念病院

近藤 朗彦

昭和62年3月 聖マリアンナ医科大学医学部を卒業後、聖マリアンナ医科大学病院で勤務。
教育関連病院を経て、聖マリアンナ医科大学医学部付属多摩病院で内分泌内科主任医長として勤務後、平成29年に鶴川記念病院へ。
当院では外来・入院共に担当。